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不思議の謎を解かねばならぬ

2016年に見たテレビ作品雑感

録画などで今年放映でない作品などもあります。感想が後半に偏っているのは忙しさ(忙しいと却ってアニメとかを見る)の影響です。

思い出したら追記します。

Go! プリンセスプリキュア

特に序盤の1クール半くらいの間の戦闘は毎回「おっ」と思わせる工夫があって楽しく見られた。以降も要所要所の回にキーアニメーター的な人の動きが入っていて人員配置上手いなあという印象。

常に低いところへ低いところへ流れてしまう自分にとって主人公・春野はるかの生き方は苛烈で、まぶしすぎて、はっきりいって共感もできない(おそらくその代わりに「夢が途中で変わってもいい」というメッセージのために配置されているみなみさんが大企業の令嬢という春野より珍しいポジションなのも面白い)が、それゆえにヒーローというかアイドルの話になったと思う。悪はバンバンバン倒すはずだったのを意識が高くなりすぎて手打ちにしてしまうあたりの度量も強い。

どうでもいいけど、ジュエルペットで取り上げたモチーフが数年遅れでプリキュアにやってくる感じあったよね(ないです)。プリンセスレッスンもそうだけど、終盤の「わたしの目指すプリンセスとは姿勢そのものだ、レディとは努力する人のことだ!」みたいなこと言い出した時は「レディジュエルペットだったんじゃねえか!」と思ってしまった。魔法つかいはモフルン(齋藤彩夏)が人型になったので実質ジュエルペットマジカルチェンジ

アクティヴレイド(1期)

5話と8話、井上敏樹の回が面白くて、特に5話は荒川稔久が呼ぶと敏樹が来てくれるし、谷口悟朗が呼ぶと高次の世界から哲がディセンションしてくれるという友情パワーで出来ている。

8話も「急に食の薀蓄を披露する登場人物」「今回しか出てこないイタリアンスーツとワイン」「今回しか出てこないレストランとバー」「プライドの高い女」「激怒するけど別れないプライドの高い女」「第三勢力の超強いパワードスーツの敵味方識別装置が故障して戦闘になる」という、井上敏樹井上敏樹特撮のパロディをしているようで居心地の悪い笑いがあった。この回だけ仮面ライダーアギトなのでは。

2期は悪くないんだけどオープニング主題歌に微妙に乗れなかったのと生活サイクルの変化などがあって途中で止めている。

ウルトラマンX

現段階のワクで出来る範囲の「王道ウルトラマン」をやろうとした感じがある。もうちょっと金があったらスカイマスケッティは単体の飛行機だったんだろうか(関係ないか)。

ウルトラマンXの電子回路モチーフっぽいエネルギー描写がとても良かったので、グリッドマンのリメイクをしてほしい。

Fate/Zero

無口な力也が喋ると独特の緊張感がある。

かっこいい絵がいっぱい出てきてよく動いた。Fate/stay night本編の知識が最序盤と「前の聖杯戦争では遅れは取らなかった」のくだりくらいしかないので「お、遅れ~~!?」ってなる。

アイカツ!

4年目は、出来ればあと半年ほしかった‥‥。

アイカツワゴン自体とか、スターライトクイーンカップが半年ズレるとか、アリバイ程度に出てくるドリアカとか、今まで以上に事情に振り回された感のあるシリーズだったものの綺麗に終わってくれたとは思う。

乱歩奇譚

コードギアス見てないんだよなー見なきゃなーという気持ちになる。

「異常犯罪のリアル謎解き、これ以上のゲームはない」とか言ってるBlu-rayのCMは看板に偽りがあったと思う。ノイタミナ枠でProject ItohのCMと一緒にこんなの流してると「ノイタミナだな~~」と思う反面、これを原案江戸川乱歩と言い張るのには度胸が必要だったんじゃないだろうか。これは第六文明人の遺跡だ。

くまみこ

放映のたびに「俺はな、ちかぢか熊と戦うつもりだ」と呟いていた。くまみこ空手バカ一代ではない。

最終3話あたりは、まあ、なんというか、集団製作って難しいね‥‥。

鋼鉄城のカバネリ

4話、いや6話まではガンダムをやろうとする気概を感じたし大変面白かった。7話以降はなんだか進撃の巨人みたいだ。実写版の。

迷家-マヨイガ-

水島努作品でも自分に合う合わないはあるし期待しすぎてもいけないと感じた。どう面白がればいいのか終盤まで視聴態度がうまく定まらなくて、真面目に取るには若干チープで、笑い飛ばすには若干重いというか。そういう変な雰囲気は当然意識して作られたのだと思うけど、こちらの受容体がうまくなかった。

ユラ(メガネのエリート社員)とらぶぽん(抹殺)が木の上に避難しながら「刺激してどうする! おまえ本気で頭悪いだろ!」などヤジを飛ばしたり解説役やったりする絵づらは良かった。ここといい最初のバスでの自己紹介のくだりといい、岡田麿里脚本らしさ(曖昧)より水島努的な間の取りかたの方が強く出たように思う。

タイムトラベル少女 -マリ・ワカと8人の科学者たち-

放映前は公式Twitterアカウントが「ドアサの歴史を変える」みたいなことを言ってたり、監督のWikipedia記事が微妙に大言壮語的だったりと変なところにしか注目しなかったし、放映開始後もお兄ちゃんが柵を越えたり声優が柵越え画像をTwitterに貼りまくったりエジソンがヒーロー着地したりと変な目立ち方をしていたが、段々アニメが思いのほかちゃんとしていたことにビビり出し、最終的にBlu-ray BOXが到着した。

終盤への山場として晩年のハインリヒ・ヘルツに彼が成した電磁波の発見の価値を伝えるくだりが本当に良くて、作中人物にとっても「史実ではそうはならなかったし、今更こんなことをしても何が変わるわけでもないし、変えてはいけない」と分かったうえでおこなう祈りのようなものであり、ひいてはこのアニメそのものも、と信じさせる瞬間だったと思う。

コンクリート・レボルティオ

放映が全部終わった後に録画をちょくちょく見ていた。面白かったと思います。

昭和ヒーロー作品史とオーバーラップしているみたいな話を公式サイトとかでガツガツやられると興味のある反面「うーん そういうのはいいかな」という気にもなってしまう。

偽史自体は好きなんだけど、なんだろう、プロレススーパースター列伝が見たければプロレススーパースター列伝を見るというか。まったく適切でない例えだ。うまく説明できない。

仮面ライダーゴースト

例年よりも人や職業や死生観や概念など色々なものをカジュアルにバカにしていった感がある。特に「科学者は無宗教の合理主義者ばかりだけど、アカリくんとニュートンは成長できてよかったね」みたいな話だったニュートン逃亡編には科学者全般とアイザック・ニュートンをバカにしすぎではと思うけど、重力を操る関智一のことをアイザックニュートンと混同するほうがバカだと言われればそれまでだった。

アデル兄さんの顔芸(顔がいっぱい出てくる芸)もすごい絵づらだったけど、最終話直前にもなってマコト兄ちゃんとマコト兄ちゃんが戦った挙句、介入するタケルを「今は俺のことを気にしている場合じゃないだろう!!」と二人して追い払うという展開に至り、しかもこれ偽物が勝って主人公一行に合流し、負けた本物の方があとからこっそり尾行するんですよ。本当に大変なところに来てしまった。

主人公サイドと敵サイド両方がグレートアイから力を得ていたり、アデルとタケルの最終戦では「お前の魂は俺の中で不滅だ」みたいな殆ど同じことを両者が言ってたり、ラスボスとタケルで「人間の可能性は大きく、脅威なので抹殺する」「ふざけるな、人間の可能性は無限大だ!!」みたいな殆ど同じこと言い返す会話があったりするんだけど、ではタケルと敵を分かつものは何か、人間であろうとして人間の自由のために戦う精神でしたね、という、意外と仮面ライダーらしい話と呼べなくもない。

甘々と稲妻

このごろ中村悠一に父性が急速に充填されていっている気がする。次クールのうどんとか。

ばらかもん」といい2010年代アニメは子役の使い方が飛躍的にうまくなってきているように感じるけど、自分が歳を取って子供ボイスに違和感なくなっただけかもしれない。

三者三葉

双葉の変な声、良い‥‥。

美術部、NEW GAME! あたりと並んで「いい絵がじゃんじゃん動いてすごいなあ、大丈夫かなあ」と心配になった。

この美術部には問題がある!

最終回ですばる氏が「な〜〜〜んて 全部嘘っぱち なんだけど さ〜〜〜〜」と言ってくれるような気がして見続けてしまった。この美術部はダブルアーツではない。いまさら言うまでもないが何の関係もない他の作品を求めるのは悪い視聴態度だ。

作中たびたびフィーチャーされるのがナナミズキのOPでなく上坂のEDなのが良かった。良かったんだろうか。

パンでPeace!

辻監督ひさびさに見た‥‥。

三者三葉とどちらがパン食ってるか考えていた。

NEW GAME!

最終話まで見て面白かったことは面白かったのだけど不満な点があり原作に行ってみると、「ゲーム製作の具体的なところはなるべくボカしている」というような後書きが何巻かにあってそこで納得が行った。アニメ化にあたっての態度としてはディティールアップする方向に行くのは致し方ないしむしろ当然のことだけども、しかしチャレンジにはなってしまうのかなーというか。

個人的には話数によってゲーム内描写が3DCGIになったり2Dアニメになったりするのが特に最悪で、3DCGソフトのエラーメッセージをわざわざ描いていたような作品がそれをしてしまうのかと。一度そのあたりの「約束」が破れてしまうと、作中のTGSで公開されたフェアリーズストーリー3のオープニングアニメも、我われ3次元人の目にはプリレンダリングなのかリアルタイムレンダリングなのか2Dアニメーションなのか完全に不明になってしまい感動もクソもなかった(かわいい絵柄の和ゲーなのでまあ作中通りの2Dアニメなんだろうけど‥‥)。意図があってのことかもとは思うけど賛同できないし、コンピューターゲームに対して失礼だと思う。

あと、休日出勤の回で電車に乗っている青葉がなんだか曖昧になるところは離人症を思わせて良かった。寝てただけだが。

ハイスクール・フリート

中盤までずっとガチャガチャした構成というか「普通このイベントもっと前に持ってこない?」とよく思っていた覚えがある。あと「武蔵からの無線は気になるけどそれはそれとして横須賀へ戻ろう」とか「晴風にダメージがいったの一歩間違えば乗員に被害が出てたしマジ危なくてショックだったけど、それはそれとして赤道祭をやろう」みたいな、意味ありげな布石を脇に置く展開がやや強引に感じた。

艦長が成長した結果一歩も動けなくなり、しかし周囲が成長した結果それを押し上げてくれるという流れ、海の仲間は家族というお題目が段階を踏んで真実になっていくというのは良かった。

あと、駆逐艦ドリフトは鈴木先生バトルシップ好き過ぎでは‥‥(言いがかり)。

ブレイブウィッチーズ

オープニングの戦闘シーン、ドアップになるとこくらいはもうちょっと作画にしてほしかったな‥‥と思ってしまうのは贅沢かなあ。折角の長回しなのに、カメラが高速な割にキャラクターはコマも動きも少なくて何をやっているのかすら本当に判然としないのは本作の戦闘を悪い意味で象徴しているような。いやケツを映せと言ってるんじゃなく、時間あたりの情報量をギリギリアウトくらいに詰め込むのが一種のウィッチらしさだと思っていたので。

まあ落としたというのもあり、なんというかコストって大変だなあ、でもテレビなんだしこれくらいでいいんじゃないかなあという目でも見てしまう。

悪いことばかり書いてるけど、Vivid Strikeと合わせてえらく前の作品のスピンオフが流れている状況に「いいのかなあ、いいのかなあ」と思いながら幸せな気持ちで見ていた。

あと、砲弾運ぶとこは鈴木先生バトルシップ好き過ぎでは‥‥(言いがかり)。

ろんぐらいだぁす!

あと落とした分の2回があるけど年内で枠は終わったので。

ヤビツ峠の回で先輩らが後輩を置いてさっさと休憩地点まで行っちゃうのちょっとひどくない? 反省なさってはいたけど。

落としたというのもあり、なんというかコストって大変だなあ、でもテレビなんだしこれくらいでいいんじゃないかなあという目でも見てしまう。

エンディングは影山ヒロノブ作詞作曲なのでセルフカバー盤出してほしい。買います。セャカリキにペデャルまゥわしたァーあとはアイスクリーム。

Vivid Strike!

才能があって現在恵まれているやつが、才能があって現在恵まれてないやつを倒す(しかも後者はそこに来るまでに戦略的には負けている)という流れはリリカルなのは1期や小説版の再演のようにも思うけど、世界の命運を左右しない戦いにもリリカルなのは的なドラマがあって、ノーヴェやヴィヴィオたちのような特別な経歴の持ち主がそんな普通の世界に生き続けている(いや、スポーツ選手も比較的特別なんだが)のはちょっとした感慨がある。

なのはStrikersの頃はストライクアーツが格闘術の流派みたいに扱われてたと思ったんだけど、Vividでは打撃魔法格闘術全般らしき用法になって、今作ではまた流派に戻った気がした。ざっと検索するとどうも広義と狭義があるらしい。

灼熱の卓球娘

原作がジャンプ+で期間限定公開されていたのでその分を読んでからアニメを見始めた。連載間隔が長かった(隔月)せいか主人公の試合以外のことは容赦なくカットしていく漫画だったところを、アニメでそこら辺の省略を徹底的に補完して1クール退屈させずにもたせたのはとても良かった。バンブーブレードみたいなアニメ化だなと思ったらシリーズ構成が倉田英之で、なるほど‥‥。

PANやトラックアップ・ダウン(ズームイン・アウト)みたいなカメラ操作のフレームレートがよくわからない基準でコントロールされていて、場合によっては同じカット内で1コマ~3コマの間を変動していたりするのが興味深かった。明確な意図があったのか、なにか使ってるソフトとかの都合なのか‥‥。

ドリフェス!

みんながアイカツアイカツ言っていて「バンナムランティス加藤陽一だからってまさかそんなにアイカツなわけないでしょ、大げさだなあ‥‥」と思っていたら「目指すは、デビューを賭けたドリームフェスティバル! ドリフェス!、始まります!」というコールが掛かり、開始1秒でアイカツだった。

主人公らのアニメっぽくなさを通す微妙な演技に最初は戸惑ってたんだけども、いつのまにか弟と「ジュンヤくん!」「トラフィックシグナルは超アツい!」の物真似をしていた。クセになる声だ。

旭プロダクション製作のダンスパートはちょっと硬いと思う。2期に期待したい。

WWW.WORKING!!

まさか商業出版されるとは思わなかったしエイプリルフール以外でアニメにされるとも思わなかったし1クールであんな綺麗にまとまるとも思わなかった。

斉木の国籍についてはビビりすぎだと思うけど、まあ原作でも日本語が母語でなければ何でもいいくらいの扱いなのでまあどちらでもいいんだよな。どちらでもいいからこそヒドいとも言えるが。

ウルトラマンオーブ

またしても主題歌が高見沢俊彦

ウルトラマンオーブに対してジャグラー氏の言う「諸先輩がたの力を借りなければ変身も出来ない」という罵倒に、過去作品を引っ張ってこなければTVシリーズを駆動できないウルトラマンというIPへの皮肉を感じ取らなくてもいい(この手の見方を適用すると廃校と裏山で人形と戯れるウルトラマンギンガのおっかなびっくりさが最強だと思う)。

フリップフラッパーズ

おしゃれな絵がいっぱい動いてよかった。なんか今年見てきた作品は百合率が高かった気がする。