結論
バックアップサービスを丸ごとリセットしたい場合は、PowerShellからサーバーのバックアップにアクセスできるので
wbadmin delete catalog
で消去して、バックアップの再セットアップができるかもしれないね。
説明
昨年WHS2011をインストールしてからというもの大したハード障害もなくDrivePoolによるテラ単位のストレージとして日々稼働してくれていますが、ある日突然「1つ以上のサービスが実行されていません」と怒られた上に既知の解決策も通用しなかったのでリストアを覚悟しました。
- [FAQ:WHS2011]1つ以上のサービスが実行されていませんというアラートが表示される | 薩摩藩中仙道蕨宿別邸
- [FAQ:WHS2011]1つ以上のサービスが実行されていませんというアラートが表示される(2) | 薩摩藩中仙道蕨宿別邸
これらが効かない。構成を変えたタイミングでもないのに wbengine.exe(Block Level Backup Engine Service) がモリモリ死に、ダッシュボードのユーザー一覧にもユーザーが表示されなくなったのでいかにも異常動作です。
起動状態を維持できないサービスは上記記事の通りの3つで、そこは近い事象のようにも見えますね。
Windows Server Addins Infrastructure Service Windows Server Identity Management Service Windows Server Server Backup Service
動かないものはデータごとリセットするという常識に従いバックアップの履歴でなくバックアップデータそのものを消そうとしたところ、そもそもWindows Server Server Backup Serviceが起動できないのでサーバーマネージャーからもダッシュボードからもバックアップの操作は不可能でした。
バックアップサービスを起動するには履歴を消さなければならないが、履歴を消すにはバックアップサービスを起動しないといけない。
と思っていたのですが、PowerShellを使えばGUIを迂回してバックアップ機能のオンオフ(サービスが死んでるのでこれは利かなかった)や保存されているバックアップを消せるとのことなので、
現在保存されているバックアップを一応確認してから消す
wbadmin get versions wbadmin delete catalog
でアラートが解消されました。