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不思議の謎を解かねばならぬ

意識の低い低温調理: 鶏をパックのまま加熱する

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今年は「やる気がない時の料理にこそ低温調理が活用できるのでは」という課題に取り組んでおり、写真のような成果を得ています。

この棒、水の温度を一定にしてくれる機械ことAnova Precision Cookerについては過去の記事で何度か扱っているため詳しいことは省きます。

手順はこう。

  1. ハナマサに売っている真空パック鶏を包装ごと低温調理槽に放り込む(ここでは55℃としていますが気分によって上げたりします)
  2. 数時間放置
  3. 任意のタイミングで引き上げる

あとは裂いてサラダ的に食べたり、パックを開けずに冷蔵・冷凍したり、あるいはやる気が回復していたらジップロックに移して味付けしつつ冷蔵したりなどで適当に消費していきます。

これは本当にしょうもない調理法ですがいいこともあって、パックを一度も開けずに調理から保存まで行われるため一切の台所用具が不要で、何か衛生的なことをしているような気分になります。経験的には冷蔵庫で未開封なら4~5日は状態を維持していましたが(保証はしません)、冷凍しない限りサラダチキンに勝てるような保存状態ではないでしょう。向こうにはより望ましい衛生管理と塩分濃度がある。

明らかな懸念としてパックの仕様を無視している点がありますが、低密度ポリエチレンの耐熱下限でも70℃だそうだし60℃までなら大して問題ないだろうと踏んでいます(繰り返しますが保証はしません)。どちらかというとパックの気密が本当に保たれているかの方が疑問です。

鶏の食中毒で有名なカンピロバクター感染については55℃で2分、50℃で7分で安全になると言われていますので、一晩など時間を長く取って芯までの加熱でよしとします(三度繰り返しますが一切の保証はしませんし他人の責任は負いません、ポリエチレンやカンピロバクター以外にもリスク要因はあると思います)。余談ですが時間を伸ばせば伸ばすほど組織が崩壊し、いわゆるシーチキンの触感に近付いていく感触がありますね。

ともあれこのしかけによって、買い出ししたくないどころか生肉にすら触りたくないほど意欲の失せたときに備えてreadyな未開封パックを冷蔵庫か冷凍庫に置いておくことができ、そばの具やツマミには困らないという算段です。