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不思議の謎を解かねばならぬ

ガールズ&パンツァー 戦車道、極めます!(2014年) 雑感

本体もないのに買って1年くらい扱いに困っていたところ、ありがたいことに年始にPlayStation Vitaを借りる機会があったためしばらく遊んでいました。

挙動もルールもなんにも原作を踏まえていないヒットポイントゲージ制戦車道のようなスポーツが展開されますが、サクサク走ってポンポン撃って、という表現をする限りでは原作に近いと言えるかもしれません。部位や貫徹力の概念は忘れましょう、とにかくクロスレンジで撃てばクリティカルヒットで相手のライフが1~2割ほど減ります(ごめん、やっぱりあんまり近くなかった)。

ストーリーをなぞる中で必然的に登場する大洗マップは中々それらしく出来ており、このあたりには気合を感じます。ゲーム中に「あの店のあんこう鍋、美味しいんですよねー」のように楽しげな雑談が発生するのもファンアイテムなりの良い加点要素かと。

砲塔を独立して回す操作が無い*1、信地旋回の概念を疑うくらい旋回半径がでかい、機銃はおろか副砲すら一切使えない(M3リーへのイジメか)、ストーリー展開の都合上強引にマップ上をあちこち走り回らされることになるなど、難点も多くありますが、前述の会話要素や、ちょっとしたif展開*2もあってまあキャラゲーとしての最低限は抑えており、そこそこ遊べます。遊べました。ラスト以外は。

それで、ラストについて。

これはストーリーを1周した直後に「なんでティーガー戦のQTEで狙うポイントがケツじゃなくて砲塔なんだよ!!」とめちゃくちゃ怒っている私の様子です。

キャラゲーだからって、いやキャラゲーだからこそやっていいことと悪いことがある。これが原作を離れたゲームオリジナルの決着ならまだ納得のしようもありますが(これまで散々ヒットポイント制戦車道という独自のルールを展開してきたのだし)、前後に原作アニメがムービーとしてまんま再生されるなど明らかに「これは再現イベントですよー」というお膳立てが為されています。為されていて土壇場で違う判断を迫ってくる。なんなの。

「終わりよければ全てよし」という言葉は、裏を返せば終わりがだめならすべてがもうだめということです。人によっては細かいことだと思いますが、とても心のせまい私としては嫌がらせのようなQTEをぶつけられて笑って許せるほど寛容ではいられませんでしたので、このお話はここでおしまいです。


余談ですが、付属DVDに収録されている与太話ドラマ「朝まで生戦車」は劇場版で拾ってくる小ネタがあるなどしてなかなか満足度の高い話でした。むしろ最終的な印象では付属DVDが勝った‥‥。

*1:正確には、移動に伴って砲塔が勝手に正面を向く。

*2:原作では逃げていた場面でじっとしていると、プレイヤー戦車が囮になって敵集団を誘引する展開になったりなど。