「GODZILLA 星を喰う者」良かったですね(?)。「クラーク引用するそばからクラークみたいな話ぶつけてくるのはちょっと‥‥」など思うところもあるのですが、ハルオくんの意志を異種族はあのように受け取ったのだという納得がありました。
「グリモア」やってました
2018年後半のもしもしゲー消費行動は「スクスト」「ららマジ」に「グリモア」を加えての3本でした。
グリモアは2014年リリースのiOS/Androidゲームで、一度2016年あたりにちょっとやっていたのですが、
- ストーリーが全く把握できない、なんで女を連れて魔物を倒すだけの話を延々やっているのか? 本筋はどこだ?
- 今更カードを手動で重ねるゲームをやりたくない
- そこらじゅうでタップやロングタップが暴発するクソダサWebViewゲーム
- サウンドデバイスを掴みっぱなしにするのをやめろ
など散々悪態をついてアンインストールした覚えがあります。最近ストーリーが大詰めになってきたと聞いて今年の夏頃に再開しました。
システムが古い
そのホーム画面。
まあ重い割にややチープなグランブルーファンタジーというか(グラブルやってないけど)。グラブルやスクールガールストライカーズと同年のリリースと思うとどうかという気はしないでもないですが、まあこういうのはピンキリだし、キリからはまだ離れてるような気はする‥‥。
とはいえ手触りには大いに疑問があり、WebView+jQueryの限界というより触感の改善に年単位で手が回っていないのではと疑うような箇所が時々見え隠れしていて、スクロールのもたつきやスクロール中にロングタップを平気で誤爆する画面があったりなかったりするなど辛いところが散見されます。
ええと、美点としては。
カードを手動で重ねるデザインは今更変えようがないんですが、その代わりと言ってはなんだけど‥‥とばかりに、フィルタ機能にちょっと気が利いていて、育てきったカードやもう重ねたことがあるカード(またはその逆)を一発で並べられるのは良いですね。多分他にもやってるゲームはあると思うけど。
ストーリーの熱と量がよい
話を時系列順に見せるのがへたくそという致命的な欠陥を4年かかって直してくるようなゲーム(後述)なので大変わかりにくいのですが、現在は
- 毎月1回更新のメインストーリー
- 毎月3~4つ投入される各種イベント
- 毎日更新のショートショート
- 毎月10枚程度のペースで投入される新カード(に付属のフルボイスストーリー)
と本数にしてもテキスト量にしても結構なものがあり、大筋を把握するのに4ヶ月くらいかかったし、あらすじをメモ(※完全にネタバレ)しないと頭に入ってこないくらいの長さでした。
イベントも結構な割合で本編に絡んでくる、というよりむしろイベントで本筋を進めてメインストーリーが幕間になっていることも多いので、2018年になって「メインストーリー」画面から重要なイベントの回想を見られるようになったのは画期的な更新でしたね。
それまでストーリーを時系列順に追うにはちょっと深いとこを辿る必要があったので*1、メインストーリー機能の更新は本当に良かったです(というかこれを機に再開した‥‥)。
お話そのものの印象としては、設定を強烈にやり込んでいるというか、ある種のゲームライター(怒られるかもしれないけど、川上稔や芝村裕吏)のような思いついたものを片っ端から放り込む、良くも悪くも個人の引き出しから発せられる総力戦のような感じを受けます。
世界の半分を埋め尽くす魔物の群れと戦う話だと思っていたら、パラレルワールドと時間移動を組み合わせてみせたり、超能力者差別の話にもつれ込んだり、イベントで更に振れ幅を作ってみたりする。大量のキャラクターやフレーバー、現実の暦を盛り込みつつ(作中の暦は、こじれつつもリアルと同期している)、一本のメインストーリーを5年近くも、ほぼ淀みなくもたせて完結まで運んでいくのは手腕といってよく、素直に面白いです。
あとフレーバーのひとつ、仮想チャット+仮想通話機能のmore@(もあっと)。個人的にはリカちゃん電話って呼んでいて、たまにコラボキャラの電話音声とかわざわざ収録してくる。
ダーティー
CAグループ内外のタイトルと連動してユーザーには報酬を、相手タイトルにはアクセスを回すテクニックをコラボ(特にカードやストーリーが増えるわけではない)と称して未だに使っているの、サバイブ感があっていいですね。良くはないな。
お金のことはよく分かりませんが、こういうのやってると運営費用の足しになったりちゃんと客が増えたりするもんなのでしょうか。
あと突然現れてレビューに誘導するCV石原夏織(ここでは喋りません)。
まとめ
本筋がまとまりつつある上にその後どうなるか分かんないので今始めなくてもいいと思う。
*1:この導線も色々あってまだ残っている