屋内水耕栽培で大量の大葉を食う

スーパーロボット大戦30』良かったですね。『COMPACT2』『IMPACT』あたりのフリーオーダーシナリオと『GC』『XO』あたりのサブシナリオが発展的に融合した感じですが、結果としてゲームバランスはかつてないほどのリソース過多になりました。周回ミッション(戦線)とシナリオ難易度の匙加減が最後まで定まらなかったのでしょうか。

まあスパロボはともかく。今年はなんだか仕事が難航してたり引っ越しで生活が激変してたりで全然blogを書かなかったのですが、そういう年は12月に溜まったネタを棚卸しする習慣があるので何本か書いていきます。

VS水耕栽培

ということで、ウェブで流行っている屋内水耕栽培を去年の秋くらいから始めていました。

blog.nine-gates.com

きっかけになったのは偶然みつけたこちらの記事で、農をメインの趣味範囲にしていないかたがやっておられるのを見ると、こう、間合いを計れる気がして大変参考になりますね。勇気づけられます。

フェーズ1: 種とスポンジと水

ゆるめのスポンジ(百均の掃除用)に切れ込みを入れ、種をそーっと乗せて水に沈めます。

f:id:appalerm:20201105094609j:plain:w1280

11月。培地からバジルの芽が伸びてきていますが、部屋が乾燥していたせいか「うどんこ病」らしきものを発症して白く粉を吹いており、「俺にはまだ早い」としてバジルは一旦解散しました。

f:id:appalerm:20201206084007j:plain:w1280

12月。改めて、水耕栽培用のスポンジを調達してきて(そしてペットボトルを想定して周囲を切り落とし)、しその種をそーっと乗せて水に沈めました。

f:id:appalerm:20201217103928j:plain:w1280

百均のスタンプかなんかのケースに移し、日に当てているとそのうち芽が出てきます。

フェーズ2: 液肥とペットボトル

根がスポンジを貫通して伸びてきたら、ペットボトルの先を切り落として反転させた鉢に移します。

f:id:appalerm:20201225091919j:plain:w1280

うどんこ病にビビって霧吹きをまき散らしている。

f:id:appalerm:20210104110926j:plain:w1280

けっこう成長した1月。アルミホイルなどで根を隠してやると藻の発生を抑えられるらしい。

この頃になると日光と水だけでは生きられなくなるので、粉末肥料の溶液を作って継ぎ足していきます。

私の使った微粉ハイポネックスは底に溶け残る仕様なので、まあ液体のほうが精神衛生とかにはいいかもしれません。

界隈ではハイポニカ液体肥料がポピュラーらしい。

f:id:appalerm:20210129132535j:plain:w1280

ペットボトルに根が張り巡らされ、また水がどんどん蒸発していくので、後続の苗を2リットルのペットボトルに移し替え始めています。

フェーズ3: クーラーボックスと水中ポンプ

鉢は大きいほど蒸発が相対的に遅く、手間の少ないことがわかってきました。液肥の濃度調整も水の多い方が安定します。

狭いと根が絡んで栄養状態も悪そう。

make-from-scratch.com

そこで登場するのが上記リンクで、こちらのかたは発泡スチロール製クーラーボックスにホースを通して循環システムを作っておられます。

これを参考に水中ポンプをアクリル板に貼り付けたものを沈めるだけのモストイージーな工作を2月頃に行い、

f:id:appalerm:20210308142332j:plain:w960

ペットボトルに加えて水槽が設置され、3月のうちにアパートの窓は緑に覆われ始めました。これはたしか苗の先端をカットして脇芽を増やす摘心というのをやった頃です。

この頃になると水やりの方法も「溶液を作って補充する」ではなく「一定の水位まで水道水をポリタンクでぶち込み、濃度計を見ながら粉末肥料を目分量で足す」という楽なものになってきます。

ECメーター(濃度計)があるとそうした雑な水やりができるのがいい。養分よりも水のほうが先に減るから、放置すると基本的に濃度は上がっていくわけで、水を2回3回足してたまに肥料を溶かすというサイクルになりがちでした。

とか、のん気していたらクーラーボックスから染み出した水で畳が腐ったので(発泡スチロールはちょっとずつ水が漏れる)、すのこを買い足しました。もっとプラ製の米びつとか、水の染みない物体でやるべきだったかもしれません。あるいは屋外。

得られた生活の質

当然というかなんというか、すべての工程において味は買ったほうが良かったです。

日本のスーパーマーケットはうまいしそが安く買えるのだということが分かってきました。バジルも並行してちょっとずつリトライしてそこそこ成功したのですが、こちらのほうが供給を補う感じ(バジルはスーパーに売ってたり売ってなかったりする)としては良かったです。食味もバジルだと心なしか売り物との差が少なかった。

最盛期は1日に5枚以上使ってまだ余り続けるという調子だったので、適当にもいできてハサミで切ってパック吸い物に入れるという雑な消費をメインに、

www.kyounoryouri.jp

週末は平野レミのレシピ「しそ・ベーゼ」で大量のしそをフードプロセッサーにかけてソースにするという暮らしを続けていました。

f:id:appalerm:20210218232222j:plain:w1280

激・めんどくさかったけど天ぷらも1回だけやった。

趣味に値段のリターンの話をしてもしょうがないですが、仮に一週間で50枚くらい生産するとして(最盛期はもっと多かったと思う)、大葉の市販価格が1枚あたり6円くらいとすれば、1週間で300円、1ヶ月で1200円、1年回して14400円浮けば肥料・材料代くらいは余裕でペイしていく感じでしょうか。ほんとかな。

しそ王国の終わりに

うなるほど生産されるしそを持て余し始めていたのと、何より夏に引っ越しが決まり、15リットルほどの液肥と1メートル以上の草を載せたクーラーボックスなんぞ持っていく算段が全くつかなかったので7月頃に全部処分しました。

それまでに増してざっくりとした終わりかたでしたが、発芽をじっくり見守り、環境に右往左往し、生産力を求め、せっせと消費する、それぞれのプロセスに楽しさはあったし、リモートワーク続きでムダに適温の維持される自室を有効に使えた感がありました。「虫が沸かないならやってみるか」と思って屋内で始めたら本当に虫が来なかったので、収穫と補水に集中できたのも生活に合っていたかもしれません。

引っ越し先では面積のゆとりもあるのでまた別の方法でやってみてもいいかもなと思います。季節を合わせて屋外で育てるのが、まあ、なんだかんだ経済的かもしれんし……。