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不思議の謎を解かねばならぬ

GPD WINでSteamのゲームを遊ぶ: Geometry Wars 3、片道勇者+、海腹川背シリーズ

前回から引き続き「自分がGPD WINで遊ぶ場合」という観点でゲームについて二、三書き飛ばします。

ゲーム機としてのGPD WINの特徴

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(画像は公式サイトより転載)

おさらいです。

  • 性能は決して高くない(Atom Z8700またはZ8750)、また解像度も1280x720と低い
  • L3・R3がスティック押し込みではなく、Aボタンの遥か下(というかキーボードの中)にある
  • ゲームパッドは中央のセレクターバーによって疑似マウス・XInput・DirectInputの3つに切り替えられる

解像度がD4止まりなのはいいこともあって、非力なマシンでフルHDの画を出すくらいなら1280x720で割り切った方が良いという考え方もあります。

前回も書きましたが私はよくパッドをマウスモードにしたままゲームを起動してしまって、これで起動時にXInputなパッドが刺さってないとダメなゲームだと悲しみに包まれます。

ですので毎回そのあたりの観点はメモしていきます。あとSteamクラウド

  • 軽快さ(Atomでも軽いゲームかどうか)
  • 入力機器の適合性(L3で走ったりR3で殴ったりしていないか)
  • 起動後のパッド認識(マウスモードで起動しちゃった後にモードを切り替えて操作できるか)
  • Steamクラウド(セーブを同期できるか。また余計な設定まで同期しないか)

おすすめ: Geometry Wars 3: Dimensions Evolved

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抽象的な外見の自機を操り、無限にあらわれる抽象的な外見の敵を撃つツインスティック全方位シューターです。

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2本のスティックとトリガーとABボタンくらいしか使わないため入力は問題ありません。

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設定をLOWにすれば60fpsにビタっと張り付きます。むしろ張り付きすぎてウソくさい。まれに30fpsを切りながらSteamオーバーレイが60になってる気がする(基本的には軽快に遊べますが‥‥)。

www.youtube.com

Windows 10のゲームバーが良好に動くのでGPD WIN内でClassic Deadlineモードの動画を撮りました。録画中も(microsdアクセス時以外は)ほとんど減速せず遊べます。

Geometry Wars 3 まとめ

  • 軽快さ: ○
  • 入力機器: ○
  • 起動後のパッド認識: ○
  • Steamクラウド: ○

プロジェクトゴッサムレーシング2のオマケから始まり、その後Xbox360で単体発売されたRetro Evolved*1の流れを汲む今作もかなり好きなタイトルで、Retro Evolvedモードで一時的に世界11位に入ったくらい遊んだゲームがパームトップ機で遊べるというのはそれだけでありがたいですね(完全に個人の感想ですが、はじめから記事全体が個人の感想だった)。

Steamクラウドでは自機の強化やステージの進行状況などゲーム中の一通りの要素が同期されるうえ、グラフィックス設定は同期されないのは気の利いているところです。わざわざマシンに合わせた設定を他のマシンの設定で上書きされたくないと思っているので。

かように本作は隙のないタイトルだと思っていますが、しいて言えばGPD WIN側、標準のスティックカバーがシリコーンゴム然としすぎていて汗で滑るのが難点でしょうか。私は下のような摩擦の高いスティックカバーに換装しています。

ただしこれを付けると、画面を閉じた時にスティックが干渉して蓋が閉まらなくなることがあるので要工夫かも(画面側にゲタを履かせて対処しました)。

条件付おすすめ: 片道勇者(片道勇者+)

闇に呑まれて消えゆく世界の中、闇に追いかけられながら画面右へひたすら歩き、どこからともなく現れる魔王を倒そうという強制横スクロールローグライクRPGフリーソフトのほうはよく知らなかったのですが、Steam版は楽しく遊んでいます。

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DLC「片道勇者+」適用済み。事実上のアッパーバージョンのようなので基本的には+をやっていけばいいと思います。

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起動前にXInputモードにしておかないとパッドが認識されない点を意識する必要があります。ブートストラップというか上記のランチャー画面でXInputに切り替えれば間に合うので、慣れればなんてことないかも。

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ボタン設定。親指は見た通りとして、START/SELECTにスキル選択、LBに高速移動、RBにスキル使用が割り当てられます。

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「高」設定でも50fps以上を余裕でキープするので設定は気にしなくていいです。

どちらかというと、「創世中」でないマップや音楽の切り替わりのタイミングで数秒間露骨に画面が止まるのが、どうにもならないし気になりますね。microsdでなく本体のストレージならもう少し軽いかもしれません。未検証。

片道勇者 まとめ

  • 軽快さ: △(プレイ中にロードが入り、少し長い)
  • 入力機器: ○
  • 起動後のパッド認識: △(ランチャ起動後までなら間に合う)
  • Steamクラウド: △(クリア履歴や解放要素は同期するが、途中セーブデータは同期しない)

パッド認識にクセがある、よく数秒間停止することがある、それと字がやや小さいなど細かな難点はありますが、それを補ってあまりある携帯機らしさといいますかGPD WINへのフィット感があり、相性の良いタイトルだと思います。まあゲーム自体がよくできているということなんですが‥‥。

入力が厳しい、おすすめしない: 海腹川背海腹川背・旬さよなら海腹川背

あとは全部海腹川背の話です。

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この3作はスーパーファミコンPlayStationPlayStation Vitaで発売された横スクロールラバーリングアクションの移植作です。上の画像はPSで出た2作目「海腹川背・旬」のSteam版。

スティック押し込みの無い世界からやってきたタイトルなのでボタンには困りません。

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全シリーズに言えるのですが、ウィンドウに合わせればフルスクリーンで縦長に、フルスクリーンに合わせればウィンドウで横長になる難解な「表示幅」の設定はどうかと思います。要するに1280x600解像度を強制するのをやめろ(グラフィックスドライバの設定で縦横比を保持すると超額縁状態になって更に悪くなる)。まあGPD WINの場合はフルスクリーンでしか遊ばないと思いますが。

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海腹川背・旬」は1~3秒おきに描画が数フレーム分ガクッと停止するので残念ながらまともなゲームになりません(microsdでなく本体ストレージへのインストールで改善するかもしれないし、しないかもしれない)。不定期にまとめてスキップされるくらいなら常時30fpsの方がマシです。同スレッドで楽曲のストリーミングでもやってるのかな。

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そのくらいならまあいい(よくはない‥‥)のですが、GPD WINの十字キーが弱いという最大の問題が横たわっています。クリック感がなくドリームキャストのようにフニャフニャした十字キーは「こじる」動作に全く向いておらず、とにかく肝心な時に真上・真下に入ってくれません。こんなに遊びにくい海腹川背は初めてだ。

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GPD WINのアナログスティックはVitaと同規格だそうで十字キーよりは良好な操作感を発揮します。ただし設定でスティックを使えるのは「さよなら海腹川背」だけです。うーん。

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「さよなら」での設定はここ。

海腹川背

  • 軽快さ: ○
  • 入力機器: ×(ボタンは足りているが十字キーとの相性が悪すぎる。控えめに言って慣れが必要)
  • 起動後のパッド認識: ○
  • Steamクラウド: ×

海腹川背・旬

  • 軽快さ: ×(頻繁に数フレームの引っ掛かりがある。環境によるかも)
  • 入力機器: ×(ボタンは足りているが十字キーとの相性が悪すぎる。控えめに言って慣れが必要)
  • 起動後のパッド認識: ○
  • Steamクラウド: ○

さよなら海腹川背

  • 軽快さ: ○
  • 入力機器: △(設定でスティックを有効にするのがおすすめ。慣れは要るが十字キーよりはマシ)
  • 起動後のパッド認識: ○
  • Steamクラウド: ○

好きなシリーズですが、好きだからこそもっとまともな環境で遊びたいと思ってしまいますね。2017年1月ロット以降のGPD WINではパッドに改善が入っているらしいのでプレイ感覚は多少変わるかもしれません。

*1:Steamでも配信されています。オンラインランキング非対応ですが。